みなさん、こんにちは。
かのん家の子どもたちも早いもので、上2人が中学生になりました。
このブログを始めたころ、兄くんはまだ5年生だったのに。
今や中2となり、思春期真っただ中です。
まぁ、反発しっぱなしという感じでもなく、反発したり甘えてきたりと、大人と子どもの間でまだまだ揺れている感じです。
そんな兄くんですが、先日、自転車で出かけてくると言って外へ出かけて行きました。
そのちょっと後に、私が郵便物を取りに外へ出ると、何やら兄くんが不自然な行動をしていました。
なぜか、家の裏から出てきたのです。
ここでピン!ときた私。
「ちゃんとヘルメットをかぶっていくんだよ」
と声をかけたところ、「うん、分かった」といいながら、なかなか出かけて行こうとしません。
そのうち、「お母さん、もう中に入ってていいよ」と言い出しました。
みなさん、もうお気づきかもしれませんが、そう、兄くんはヘルメットをかぶりたくないがために、ヘルメットを家の裏に隠しに行っていたのです。
「隠してもダメ。ちゃんとかぶっていって」
と、私が言うと、「かっこ悪いからヤダ」
だれがそんなことを言うのかと聞いても、「みんなが」と言うばかりです。
思春期だもんね。
みんなの目が気になるよね。
かっこ悪いのは嫌だよね。
わかる。わかります。その気持ち。
私は中学生のころに自転車通学をしていましたが、白くて丸いテカテカのヘルメットをかぶらなければならず、ものすごく嫌でした。ダサいし、重いし。
それでも、ですよ。
兄くんは、1年とちょっと前に交通事故にあっているんです。
自転車対2トントラックの事故でした。
幸い、兄くんは軽いけがを負っただけで済みましたが、あの時は、トラックの運転手さんやら、警察やら、救護隊員の方やら、次々と電話がかかってきて私はもうパニックでした。
そんな事故から数日後、ちょっとだけホッとした気持ちになれたのが、警察の方から
「息子さんは左側通行を守っていたし、ヘルメットもかぶっていたので、息子さん側に注意すべきところは何もありません」
と言ってもらったことでした(正確な文言は忘れてしまいましたが)。
この時の事故は、ヘルメットをかぶっていたから助かったとか、そういう事ではありませんでしたが、それでも、もし兄くんがヘルメットをかぶっていなかったら、事故にあって痛い目や怖い思いをした上に、ヘルメット未着用で注意を受ける、なんてことになりかねませんでした。
そんなの、当時小6の子どもには、かわいそうすぎます。
そんなことを経験している兄くんですが、それでもやはり、「ヘルメットをかぶるなんてダサい」と友達に言われてしまったら、かぶらない方を選んでしまうんです。
これまで幸運にも事故にあうことのなかった子どもたちにしてみれば、「ヘルメットなんてダサいだけ」なんだろうなぁ。
気持ちはわからなくないですが、それでもノーヘルを見逃すわけにはいきません。
だって、そんなことを言った友達が、兄くんに万が一のことがあったとしても責任を取ってくれるわけじゃないから。
「友達に言われたからヘルメットをかぶらなかった」と後で言っても、その判断を下したのは兄くんであり、自己責任です。
そして、何より、あの時の事故で私がどれだけ苦しい気持ちに襲われたかを忘れないでほしい。
トラックのドライブレコーダーを見たとき、トラックに押しつぶされた自転車を見たとき、私は恐ろしくて、どちらも2度は見られませんでした。
そんな話を兄くんに話し、どれだけ心の底から理解してくれたのかは分かりませんが、とりあえず、その日はヘルメットをかぶって出かけてくれました。
その後も自転車で出かける時はヘルメットをかぶっているようですが、もしかしたら、私の目が届かなくなったところで脱いでいるかもしれません。
自転車乗車時のヘルメット着用は、努力義務ではなく、完全な義務にしてほしいと私は思っています。
そしたら、かっこ悪い云々は関係なくなるのに。。。
私が住んでいる自治体では、ヘルメット購入の補助金制度があります。
私も、この制度を利用して、新しくヘルメットを3つ購入しました。
みなさんがお住いの市町村でも同じような制度があるかもしれませんので、ぜひ確認してみてくださいね!
新しく購入したヘルメットはこちら↓↓
左から、大人用(私とムッシュの兼用、色はスカイブルー)、兄くん用(色はブルー)、妹ちゃん用(色はライトブルー)
ちなみに弟くんは、兄くんがこれまでかぶっていたものを使用中。
妹ちゃんがかぶっているHugmetは、他の子がかぶっているのもよく見かけます^^
みなさんも、くれぐれも安全第一で!
私ももう二度と、あんな思いはしたくありません。
それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください!