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子どもの言い分の聞き方 「根気よく冷静に」

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みなさん、こんにちは。かのんです!

今週はぐんと暖かくなり、しかも風が毎日強いので、庭の梅は、花があっという間に散ってしまいました。

次は桜だな~と思いつつ、毎年見に行っているお寺さんの桜をいつ見に行こうか、子どもたちと相談しています。

さて、子どもたちが大きくなってくると避けて通れないのが兄弟姉妹のケンカ。

保育園や幼稚園、小学校に通うようになれば、お友達とのトラブルも出てきますよね。

「言った・言ってない」や「やられた・やってない」など、当事者でもなく、その場で見ていたわけでもない先生や親が対応するのは、本当に大変です。

詳しい話を聞き出そうとすると、すぐにいろいろと説明してくれる子もいれば、ただひたすらに沈黙している子もいます。

おまけに子どもの話だから要領を得ないこともしばしば。

我が家でも兄弟・兄妹ゲンカは毎日のように勃発しますし、時にはお友達とのトラブルの話も耳に入ってきます。

今日は3人の子育てをする中で、子どもたちの言い分を聞くときに私が気を付けていることを、子どもの性格のタイプ別にお伝えしたいと思います。

キーワードは「根気よく、冷静に」です。

沈黙する子

1. とにかく根気よく聞く

これは、我が家で言うと兄くんのタイプです。

小さなケンカくらいなら、兄くんも言い返したりしていますが、結構大きなケンカが始まって、私が仲裁に入って話を聞こうとすると、貝のように口を閉ざしてしまうことがよくあります。

そんなとき、ケンカ相手や周りで見ていた子が逆の「よく話す」タイプの子だと、その子たちの話ばっかりに。

「自分に非があることが分かっている」から黙っているんじゃないかと思われがちですが、それだけではなく、「お母さん(先生)に知られたくない」とか「話したくない(反抗心からではなく)」という気持ちが隠れていることもあります。

こういうとき、私は兄くんだけを別室に連れて行き、話を聞くようにしています。

最初の頃は、話してくれるまでとにかく待ちました。

そもそもせっかちな性格の私には、めっちゃ根気のいることです。

私ばかり話し過ぎないように、責めるのではなく、ちゃんと兄くんの話を引き出せるように。

言いたい言葉は、もう口から漏れだしそうなくらい、山ほどおなかの中から湧いて上がってきていますが、必死に必死にこらえ続けています。

煮詰まり過ぎたら、時には時間を空けてから聞く、ということもやったりしています。

これを書くだけで、私の息が苦しくなってきました・・・(笑)

2. 「話してくれて、ありがとう」

そして、話してくれたら「ちゃんと話してくれて、ありがとう」です。

私の場合は、何よりもまず、話してくれたこと自体にお礼を言っています。

内容の追求はそれからです。

この「ありがとう」の言葉があるのとないのとでは、そのあとの子どもの態度に大きな違いが出ます。

つまり、こちらが「ありがとう」を言うことで、そのあとの内容の追求にも、ちゃんと答えて話してくれる。

これが、「ありがとう」を言わずに追求していくと、また沈黙が始まるんですよね。

なので、まずは話してくれたこと自体にありがとうを言う、とっても大事です。

3. 話の最後にも「ありがとう」

内容の追求が終わり、お説教した後にも、「話してくれて、ありがとう」「正直に話してくれて、うれしかったよ」と伝えています。

これは、次回同じようなことがあったときに、威力を発揮します。

どういうことかというと、沈黙の時間が短くなってくるんです。

もちろん、1回・2回ですぐにそうなるわけではありませんが、我が家の兄くんの場合は、数年前から、割合すぐに自分の言い分を話してくれるようになりました。

すぐに言い分を主張できる子

客観的な視点を持って聞くことを忘れない

ケンカのときに自分の言い分をすぐに主張できる子は、ふだんから、こちらが聞かなくても、いろんなことを話してくれますよね。

我が家では娘ちゃんがそのタイプ。

でも、自分が悪かったところをわざわざ伝えてくる子はほとんどいませんよね?

大抵は、相手がどう悪かったのかを説明すると思います。

それが分かっているので、私の場合、子どもの話を遮り過ぎないように気を付けつつ、鵜呑み・丸飲みにしないようにも気を付けています。

もちろん、その子の主張・言い分として真剣に聞きますが、相手の言い分や周りで見ていた人たちの話も聞いてみないことには、事の真相はわからない、と思っています。

そこで大事だと思っていることが、私自身が子どもに話を聞くときや意見を言うとき、「お母さんは見てないから、本当のことは分からないけど」と付け加えること。

どちらが悪いのか明白な場合は別ですが、当事者ではない私が、片方の主張だけで白黒付けないように気を付けています。

沈黙タイプの子の場合も、いったん話し始めてくれたら、その話は客観的に聞くようにしています。

「何が本当か?」を見極めようとする冷静さが、大人の側には必要だと思っています。

まとめ

子ども同士のケンカの仲裁で一番大事なことは、

① 根気よく聞く

② 客観的に聞き、片側の主張だけで判断を下さない

の2つ。

そして、あまり話したがらない子が正直に話してくれたときは、

③ 話してくれたこと自体に「ありがとう」を言う

これが、後から効いてきます。

それでは本日はここまで。

それではみなさん、今日も笑顔の一日をお過ごしください!